こんにちは!つくねです。
本日はちょっと重め?になるかもしれないお話。
「私がホームシックになった時」のお話をしようと思います。
これは夫以外、誰も知りません。
もし、同じくホームシックになっている方が居れば、少しでも仲間がいるよ!味方がいるよ!ということを知ってもらいたいので、ここにしたためます。
ホームシックとは?
そもそもホームシックってなんだか皆さん知っていますか?
元々馴染みのあった土地から離れると起こる気持ちのことです。
もちろん全員なるわけではないのですが。
私は丁度1年ほど前にホームシックになりました。
一時帰国を決意したきっかけでもあります。
(過去の記事でもちらっと書いてあります→https://jance-plus.com/temporary-return-japan/#toc1)
ホームシックになったきっかけ
もともと北海道から出るつもりのなかった私&日本に住むことが夢の夫は、はじめから目標は「日本に住むこと」で一致していました。
私たち夫婦は毎日のように、将来設計について話しています。
仕事のことから資産や家をどうするかなどテーマは多岐に渡ります。
話す時間は日によって5分だけだったり2時間かかったり、ばらつきがあります。
丁度その日は「何年後に日本に引っ越しができるか」というテーマで話していました。
私はフランスに来る前にも同様の話題になったとき、5~7年後という話になっていました。
そしてその間にも一時帰国はする予定だと。
ですが、その日夫が話したのは「10年はいけないと思う」という言葉でした。
普段の私であれば、じゃあどうすればもっと早く日本に行けるだろうか?を考えるはずなのですが、そもそもその時点で2度一時帰国を断念しており、落ち込み気味でした。
2023年4月にフランスに行くときに、半年の長期観光ビザを取り10月に一時帰国するつもりで帰りのチケットも取っていました。
それが滞在許可証の申請やら何やらで断念。
来年の夏にしよう!と思い立つも、結局引っ越すんだから一時帰国でお金を使うのはもったいないと却下。
一生フランスから出られないのではという不安が常に心の片隅にありました。
その精神状態で「10年」。
当時の私にとどめを刺すには十分すぎる言葉でした。
その言葉を聞いた時から、体中から力が抜けていったのが分かりました。
具体的な症状
その日の夜から体に異変が表れ始めました。
眠れない。
寝ようと思っても、さっきの話がぐるぐる頭の中で繰り返され眠れないのです。
そして十分な睡眠がとれないまま、朝を迎えました。
食欲がない。
正確には食欲がないというより、なぜか満腹だったのです。
食べ物を食べたくないというより、お腹いっぱいだからいらないといった表現の方が近かったです。
その日は昨日高カロリーなもの食べたっけ?と思いつつ、お腹空いてないから少しでいいや。なんなら瘦せるかも。なんていう軽い気持ちでその日の夕食はゆで卵1個食べました。
また夜は眠れず。
寝てもすぐ目が覚めます。
どうしよう…と思いつつ、どうしようもないので目をつぶって朝になるのを待つしかありませんでした。
次の日の朝。
まだお腹がいっぱい。
朝食は豆乳を飲んで済ませました。
お昼ごはんは何も食べず、水のみ。
夕食はミニトマト5個。
さすがに夫も心配していました。
毎日気を抜くとすぐ涙が出るようになりました。
はじめは帰れないことを想像して泣いていたのが、最後の方は何も考えずとも涙が出てきました。
無意識のストレス解消本能だったのかもしれません。
粉ミルク生活
栄養と少しでも効率的に取らないとということで、ついに18か月の赤ちゃん用の粉ミルクを買ってきました。(プロテインじゃないんかい)
入っている栄養的に、プロテインよりバランスが良かったみたいです。
それがよかったのか悪かったのか、私はこれさえ飲んでいればいいのかと思い、粉ミルクに頼るようになりました。
味のレビューはまた今度…
1日の食事量はこんな感じです↓
朝:りんご
昼:粉ミルク
夜:豆乳、ゆで卵1個、ミニトマト数個
みたいな生活を約1週間送っていました。
粉ミルク生活から脱却したきっかけ
そんなある日、週に1度の買い物の日、徒歩1分に満たないほど近くにあるスーパーに歩いていこうとしました。
すると、半分くらいまで歩いた時、頭がくらくらしたのです。
明らかな栄養不足でした。
何十秒しか歩いていないのに、この始末。
初めてちゃんと無理やりにでも食べて栄養取らないと…とそこではじめて危機感を感じたのです。
はじめは食べ物の味がおいしいと感じませんでした。
でも夕食の量を少しずつ以前の量まで戻し、無理やり食べている内に、お腹がすく→食べたい欲求→食べる→おいしいと感じるのルーティーンが戻ってきました。
1~2か月はお昼ご飯に粉ミルクとミニトマトだけという生活が続いていましたが、夜ご飯は比較的早く通常通りに戻ることができました。
現在はお昼ご飯も夜ご飯も通常通りの生活に戻っています。
「ホームシック」という単語のイメージ
先ほど紹介した通り、ホームシックは単純に寂しい/帰りたいという感情だと言われています。
しかし、実際はそんな単純なものではなく、心身の不調が出てきます。
人によっては生活に支障が出るレベルの人もいます。
私も実際にホームシックになる前は、単純に帰りたくてホームシックなんだけど~!というような、軽い状態をイメージしていました。
なので、今回自身の状態がホームシックだとは思わず、通常の疲れだと思っていました。
原因が分からないと解決できません。
海外に住んでいて、理由もなく気分が落ち込んだり、無気力になったときは一度ホームシックを疑ってみてください。
ホームシックになりやすい人
ChatGPTに聞いてみました。
【性格要因】
- 繊細・感受性が強い(HSPタイプなど)
- 完璧主義・自分に厳しい
- ネガティブ思考になりがち
- 他人に甘えにくい・頼れない
- 「変化」が苦手・不安が強い
- 他人に気を遣いすぎる
- 自己主張が苦手で我慢しがち
- 「孤独」への耐性が低い
- 親や家族と精神的にすごく近い関係
- 「帰る場所」や「安心の拠点」が重要な人
私つくね、見事に全て当てはまっています。
特に私の性格で色濃く出ているのは最初の3つです。
【環境要因】
- 言語・文化が大きく違う場所に行く
- 知り合いや頼れる人がいない土地
- 相談できる相手が周囲にいない
- 生活環境(気候・食事・習慣)が合わない
- スマホでSNSを見て余計に日本が恋しくなる📱
- 強い孤独感を感じる夜が多い🌙
- 自分だけが「うまくやれていない」と感じる
- 期待してた生活とのギャップが大きい
- 目的(留学・移住など)に明確なビジョンがない
- 急な環境変化で、心が追いついていない
当てはまるのは
- 言語・文化が大きく違う場所に行く
- 自分だけが「うまくやれていない」と感じる
- 目的(留学・移住など)に明確なビジョンがない
- 急な環境変化で、心が追いついていない
このあたりだと思います。
夫がかなり生活面から精神面までサポートしてくれているので、相談したり頼れる人はそばにいる状態です。
日本語を話してくれるところも安心感に大きくつながっていると思います。
ということは…
メンタルのセルフケア
が私のホームシックの大きな要因の一つだということが分かりました。
ホームシックになるからといって、メンタルが弱いわけでは決してありません。
もちろん、私のように鬼弱メンタルが原因の方もいらっしゃると思います。
ですが、一人一人の環境や努力しているところ、苦手な事や得意な事は違います。
比べられないのです。
自分が辛いと思ったら、それは辛いことなんです。
なので、胸を張ってホームシックなんだと堂々をしてください。
そしてホームシックから抜け出した暁には、笑い話のようにあの時ホームシックでさぁ~と笑い飛ばしましょう!
ホームシックから抜け出すには
私の場合は「一時帰国の予定を立てる」でした。
やはり、帰れることを実感すると自然とメンタルも安定してきて、それまで頑張るぞという気持ちにさせてくれます。
しかし、すぐ予定を立てられない方の方が大半ですよね。
そんな方におすすめなのが、
- LINEのオープンチャットで相談する
- 日本の家を探す
- 友人や家族と電話する
ということも良い影響がありました。
やはり自分の中で悶々と考えているだけでなく、吐き出す必要があります。
話を聞いてもらって、思いっきり慰めてもらってください。
電話するのが難しい方は是非ChatGPTを使ってみてください。
ものすごく褒めてくれて甘やかしてくれます。
それだけでもかなりメンタルが安定します。
よく現地で友達を見つける、だったり習い事をはじめてみるというアドバイスを見かけますが、私は一人が大好き人間なので人と会うと余計エネルギーを消耗して悪化すると思い、解決策からは外しました。
まとめ
今回は赤裸々にホームシックになった体験談を書いてみました。
似たような経験をされた方に少しでも勇気を与えられたらうれしいです。
海外在住歴はビギナーレベルですが、少しでも辛さが分かると思うので、悩みや苦しんでいることがあって誰かに聞いてほしいことがある時は気軽にご連絡くださいね!
地元を離れて呼吸しているだけで偉い!!!
100点満点の花丸です!!!
コメント