こんにちは、つくねです。
今回は、あの有名なヴェルサイユ宮殿にて貴重で贅沢な経験ができたので、皆さんにシェアしたいと思います!

ライトアップされたヴェルサイユ宮殿のオーラが凄いです。
PARCOURS DU ROIとは?
Parcours du Roiは、ヴェルサイユ宮殿内に設定された特別な順路(parcours)に沿って進む、没入型の芸術体験イベントです。
各部屋では、プロの音楽家、ダンサー、剣士、俳優たちによる生のパフォーマンスが行われ、空間そのものが舞台となります。
ヴェルサイユ宮殿内で音楽やダンスが楽しめることができるなんて、夢にも思っていませんでした。
展示を「眺める」のではなく、自分自身も当時の世界に入り込んでいるような感覚になります。
パンフレット
フランス語版と英語版がありました。
画像は英語版です。






このイベントの中で子供向けのシーンがあったり、サンタさんがいたりするのでパンフレットにも子供向けの迷路など楽しめるものがありました。
夏に花火があるみたいです。
こっちも行ってみたい…!!
Escalier Gabriel:静寂を切り裂く剣の音
続いて向かうのは、建築家アンジュ=ジャック・ガブリエルによって設計されたエスカリエ・ガブリエル。
当時の宮廷人を感じさせる衣装を着たスタッフが案内してくれました。


優雅で荘厳な大階段を惚れ惚れと見入っていたら、突然、1人の剣士が現れ、ショーがはじまります。

右側が剣士、左側が剣士ロボットという設定です。
最高峰の技術が詰まった剣士ロボットを自慢するために起動したけれど、制御不能になって本気の決闘へと発展していく…といったストーリーだったと思います。
剣がぶつかる金属音、素早い足運び。
観客との距離が非常に近いため、臨場感がとてもありました。
ショーが終わると、サイドの階段を登り次の部屋へと進みます。

Salon d’Hercule:王権を象徴する音楽の間

このような感じでお出迎えしてくれます。


次に訪れるのは、サロン・ド・エルキュール。
この部屋は、グラン・アパルトマンの中で最初に見学する空間でありながら、実際にはルイ14世治世の最後に完成した部屋です。
天井には、フランソワ・ルモワーヌによる《ヘラクレスの神格化》が描かれています。
※サロン・ド・エルキュールの「エルキュール」はヘラクレスのフランス語発音です!
ここでは、歌とテオルボ(通奏低音楽器)による演奏が行われました。
テオルボという楽器の名前と音をはじめて聴きましたが、素朴で懐かしいような音がしました。
本当は動画撮影可(フラッシュNG)だったので歌声を映像でお届けしたかったのですが、なんだかカメラを向けるのが失礼になってしまうような、この時間をこの目で焼き付けたいような気持になったのでお見せできません…(情報発信者失格です😭)すみません😭
移動はこのような感じでヴェルサイユ宮殿内を進んでいきます。
クライマックス:鏡の間に広がる祝宴
Parcours du Roiのハイライトとも言えるのが、鏡の間です。

夜の鏡の間、素敵ーーーー!!!!✨✨✨
全長73メートルのこの回廊は、王と王妃の居室を結ぶ象徴的な空間でもあります。
ここで繰り広げられるのは、マリー・アントワネットを迎える祝宴をテーマにしたダンスと生演奏のパフォーマンス。

中央に演奏する方たち、両サイド2か所でダンスパフォーマンスが行われました。

美しい衣装と音楽とダンスに見入っていましたが、もっと感動したのはこの後。
ダンスをしている背後で花火が上がったのです!
「Wowww~~!」という歓声が上がりました。
合成かと思うくらい綺麗で非現実的なひと時を過ごすことができました。
当時のヘアスタイルも独特でしたが、ドレスと併せるとマッチしていて意外と違和感ないんですよね。
フィナーレ:戦争の回廊に広がる幻想

最後に案内されるのは、あの有名な『ナポレオン一世の戴冠式と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠』がある部屋です。

ハープの音色と美しい歌声が部屋中に響き渡っていました。
曲が終わると、もう終わり⁈と体感時間が1分くらいで終わってしまうくらい、聴き入ってしまいました。
イリュージョンショー
次は参加型の子供向けイリュージョンショーでした。


皇太子のために特別なプレゼントを探している宮廷人がストーリーを進めてくれます。
子供を指名し、ステージに上げて手品のようにボックスから王冠を取り出したり、欲しいプレゼントを書いたイラストを当てるマジックなども見せてくれました。
何を話しているのか、フランス語初級の私には聞き取れない箇所が大分ありましたが、みんなが楽しんでいる雰囲気に居るだけで楽しかったです!
次が一番私が興奮した場所です…
スイーツ食べ放題

シャンパンもしくはジュースと今回のイベントオリジナル(?)の板チョコが貰えました✨
車で来たので、夫はジュース私はお言葉に甘えてシャンパンを選びました。
チョコが食べれるらしいと聞いてはいたのですが、想像していたのは1粒味見程度でした。
まさか長さが15cmもある大きな板チョコが貰えるとは思いませんでした。


板チョコは家に帰ってからじっくりいただきました♡
ちなみに子供は個包装のチョコが10個前後入った袋を貰っていました。

そしてその先にはなんと…

立食形式で好きなスイーツを好きなだけ食べることができました。
しかもマカロンはラデュレのマカロン。
6個食べました。

ヴェルサイユ宮殿の中で、しかもこんな素敵な環境で大好きなラデュレのマカロンに、いろんな種類のスイーツをシャンパンと一緒に堪能できるなんて…
夢にも思わなかったので、本当に夢の中に居るんじゃないかと思いました。
結局、上品のかけらもなくほとんどのスイーツを制覇し堪能しました。

小柄なサンタさんとも写真撮影できます♪
並んでいるのが小さなこどもだけだったので、さすがに遠慮しました。
(ちょっと撮りたかった)
帰り道

帰り道も素敵…✨
余韻に浸りながら帰ったあの瞬間でさえ素敵な思いででした。
まとめ
いかがだったでしょうか。
食べるのが大好きな私は、若干いや、かなり最後のスイーツに熱量を注ぎ込んでしまいました。
が、Parcours du Roi特別で非日常で幻想的な体験をすることができました。
ヴェルサイユ宮殿は、昼間に訪れるだけでも十分に美しく感動的ですが、Parcours du Roiでは“夜のヴェルサイユ”だからこそ味わえる特別な表情と体験が用意されています。
歴史や芸術が好きな方はもちろん、「一生の思い出に残る体験をしたい」「フランスでしかできない特別な夜を過ごしたい」という方には、心からおすすめしたいイベントです!


コメント