みなさんこんにちは。
今回は、昨日OFIIの語学力テストを受けてきたので、内容をお伝えしたいと思います!
※ちなみに私は健康診断と語学力チェックは別日に行われました。
持ち物
必須
・パスポート
・招待メールのコピー
・滞在許可証(私はメールで送られてきたPDFをコピーして持っていきました。)
あればいいなと思ったもの
・時計(筆記テスト用)
・飲み物(待ち時間が長いので)
OFIIの目的
外国人は皆、フランスに長く住むときにはOFIIで語学力チェックと4回の移民講座を受ける必要があります。
語学力チェックには、筆記テストとスピーキングテストがあります。
恐らくこの記事を見ている方は、このテストが控えているのではないでしょうか?
今回「テスト」について流れや内容を紹介します。
今までテストで成績や進路を決められた私たちにとってはドキドキするものだと思います。
ですが、OFIIはあくまでも外国人をサポートするための団体です。
フランス語レベルのチェックは、合格しないと強制送還だよ?という脅しのものではなく、フランスにいる外国人のフランス語のレベルを把握するためだけです。
なので緊張する必要はありません!(ド緊張した筆者が言えたもんじゃありませんが…)
語学力を把握したうえで、本人がフランスで自立して生活するなり働くなり、不自由なく生きていくことができるようになるためにサポートするのです。
サポートの中には当然語学力も含まれています。
今回のテストで、補助が必要かどうかを判断し、必要だった場合は無料で語学学校に行くことができます✨
7:45 OFIIに到着(パリ13区)
私は8:30からだったのですが、ブログで並んでいる人が多かったという声をたくさん見たので、現場には早めの7:45に到着しました。
やはり既に7~8人は並んでいました。
(下の画像の人が並んでいるところです)
前に並んでいた中国人に「你好。ペラペラペラペラ~(多分中国人ですか?的なことを聞いていた)」と中国語で聞かれたので、
Je suis japonaise.(日本人です。)
と答えたり、
普通の服を着た50代くらいの男の人が、大声を出しながら怒っている顔で近づいてきて
あ、これ関わっちゃいけない人だ。
と身の危険を感じ無視していたら「何時から?」彼は警備員で時間を聞いていただけだったり、
入場する前からいろんなことがありました。
そして結局並ぶところはここでした…!
丸い円で囲っている部分の奥の方にドアがあり、ドアを開けるとすぐセキュリティチェックのエリアになっています。
入場
8:30より5分程度早く、入ることができました。
順番に、
・パスポート
・招待メールのコピー
・滞在許可証(カードまたはコピー)
を見せ、セキュリティチェックを受けました。
受付
順番に案内されるまま、建物の中に入っていきます。
すると、受付部屋につき順番にパスポート、招待メールのコピー、滞在許可証を見せます。
ここで聞かれた質問は
・フランス語話せる?
・英語は?
・フランスで仕事してる?
・いつからフランスにいる?
・ディプロム(DELFなどのフランス語レベルを証明できるもの)持ってる?
・フランスの学校いったことある?
でした。
私の場合は、フランス語話せる?と聞かれたとき、Un petit peu.(少しだけ。)と答えたのでそのあとは少し英語だったのですが「あ、これフランス語も英語も同じくらいのレベルだわ」と判断されたのか、いつからフランスにいる?あたりからフランス語に戻りました笑
※ちなみに筆者は英語もフランス語もビギナーレベルです。
その日のメンバーは20名くらいで、アジア人3人、そのほかはアフリカ系の4,50代の方々ばかりでした。
盗み聞きをしていると、2003年に来ました。2002年に来ました。と言っている人が多く!
フランス歴が長めの方多数でした。
受付後
受付が終わると、ある程度の人数が集まるとまとめて移動します。
階段を上り案内された部屋は、椅子と小さいテーブルがくっついたタイプの椅子が20脚程度置いてある部屋でした。
雰囲気はこんな感じです。
https://www.ofii.fr/
中々新しく、きれいな教室でした。
座席は指定されなかったので、好きな場所に着席しました。
テスト前
全員が揃うと、まず女性の(おそらく中国人)スタッフが今日の流れを説明しました。
筆記は20分間、そのあと面接があるよ~的な事を言っていたと思います。
説明が終わった後、じゃあ後でね~と言い残し退出。
その後、別の女性のスタッフ(おそらくフランス語ネイティブの方)が筆記試験について説明してくれます。
「問題は大きく4つに分かれています。第一問目は~」
とまさかのどんな問題が出るか、問題用紙の中身を見せながら何を聞かれているか教えてくれました😂
ただ、私のフランス語能力ではなんとな~く理解できるだけで、イージーモード✨とはなりませんでした。ただ説明の時間があるだけで、少し心の準備はできました。
ペンは貸してくれます!(ボールペンでしたが)
そしてテストスタート!
時計を確認すると、時計の電池が無くなっていることに気が付き😱
あ、これ終わった…
と思いました。
ですが、私の場合は天使のようなスタッフさんのお陰で、8分前、4分前に声がけしてくれました。
どこもそうとは限らないので、時計を持っていくことをお勧めします!
私の後ろの席の人が、テスト中に携帯を見てカンニングしていて2回注意されていましたが、カンニングは今回のテストの意味がなくなるので絶対禁止ですよ!笑
語学学校に強制的に行かされることになるかもしれません笑
それでは、本題のテスト内容についてご紹介します。
筆記テスト(20分間)
大問1
落とし物があり届け出を出す、という場面で届け出に記述する内容でした。
基本的な個人情報を書けるか?のテストです。
記述式で
苗字、名前、誕生日、出身国、住所、郵便番号、携帯の電話番号 ※順番は大体です
を記入し、最後の欄に何をなくしたか?にチェックします。
バッグ、鍵、お財布、携帯、その他(自由記述)
の種類がありました。
大問2
友達とのSNSの会話の記述問題です。
友達:やっほ~!無事に家に帰れた?ところでスポーツバッグが家にあるんだけど、もしかして君の?取りに戻ってこれる?
自分:(記述)
友達:よかった!じゃあ、明日の14時前には僕の家に探しに来れる?午後から仕事なんだよね。
自分:(記述)
みたいな感じでした。
分からなければ、友達の言っている文の主語をJe(私)にして書き換えるだけでも会話は成り立つのかなと思いました。
ただ、「14時前」の前=Avant を読み取れて、13時に行くよ!などと読み取れているアピールができている文を書けていないと減点なのかなと思ったりしました。
今行く、だと△とか?(今が何時か分からないし、明日と指定されているため)
私は、わぁお!見つけてくれたのね!!みたいに少しふざけてハイテンションな返信を書いてしまいました。
大問3
こちらは選択問題が4つ。
見開きでA4用紙の半分にびっしり文が書かれていました。
このパートが一番難しかったです!!
6,7割分からない単語で、焦りました💦
正しいかどうかは分かりませんが、恐らくこのようなトピックだったと思います。
2018~2030年に人口が84億人まで増え続ける。人口に対して仕事の量が少なすぎる。機械化も進んでいて失職者の増加が問題になっている。
小問1. 2030年には人口は何人?
小問2. このリストは何についてのもの?(文章内に箇条書きで何かが書かれていました。何かかは不明。)
小問3. (全く分からなかったので、忘れました)
小問4. 何が問題になっている?
一つの小問に対して回答は一つです。
答えだと思うものに☑を入れます。
大問4
メールを書く記述問題です。
正直こちらもちゃんと理解していたのか微妙ですが…
トラックにソファを運び入れているイラストが描かれていました。
その下にメール本文が。
恐らく、引っ越し業者とのやり取りかと思います。
あなたはパリからトゥールに(200km)引っ越ししたいと聞きました。
家族構成、運びたいもの(サイズ、重さなど)、何日が希望か
教えてくれますか?
私は、
そうです探しています。
家族は夫だけです。2人です。(文字数稼ぐために謎の念押し笑)
3mのソファがあるので大きなトラックでお願いします。
来週は大丈夫ですか?
月曜日までに返信ください。
ありがとうございます。
名前
みたいな感じで書きました。
筆記テストを終えてみて
大問1と2、3の小問1は完璧にできた!という自信はありましたが、そのほかはこれで合っているのか?という不安がグルグル。
20分経ちました~と合図があると順番にテストを回収され、「じゃあ次は順番に面接するから、この部屋で待っててね」と言われました。
いよいよドキドキの面接です。
面接(2~3分)
結構序盤に呼ばれました。
先ほどまで筆記テストを受けていた教室の真後ろに3つドアがあり、その防音の小さな部屋で面接を行いました。
担当は男性スタッフ。
感想を一言で。
「思ってたのと違う」
ブログでこんなこと聞かれました~という情報を恐らく全て網羅したほど調べ上げていた私ですが、
聞かれた質問は全く違いました。
質問は
・仕事してるの?
・仕事はどんな内容?
・フランス語は学校で習ってた?
・フランス語のテスト受けたの初めて?
・普段どうやってフランス語勉強してるの?
以上!
ええええええどうやってフランス語勉強してるの?とか一切ブログで見なかったんですけど~!
とは言いつつ、面接1週間前から猛特訓したお陰もあったのか、1回聞き返したのみであとは無事フランス語で回答することができました。
最後の質問の後、「あなたはA2レベルだね。A1以上あればいいからOKだね」と言われました。
てことは語学学校免除ってこと?と不安になり、
学校行く必要ありませんか?
と聞いたところ、ペラペラペラペラ~と言われ恐らく希望があれば、ということだろうと推測!笑
ドキドキの面接を終えたのでした。
他のブログに書かれていたような筆記のフィードバックも無く…
こういうパターンもあるのだな、型にはまらない、それがフランス!と思うようにしました。
ちなみに、聞かれた質問ですが、他のブログに書かれているような質問の内容は一言一句同じ言い方をするわけではありません。
なので、このワードが来たらこれを聞かれている!と分かるようにとりあえず単語は覚えておいて、後はパートナーに練習を付き合ってもらったり、ネットで他の言い方を探したりして経験を積んでいくことが大事だと思いました。
4日間の移民講座予約
先ほどの面接から待つこと1時間超…
待ちくたびれました。
最後の5人に残ったところで、お呼び出しが。
先ほどの一番最初に説明してくれた(おそらく)中国人の女性スタッフでした。
フランス語勉強中の身としては、母国語の訛りが少しでもあると聞き取りにくいんですよね💦
先ほどの面接より少し難しく感じました。
聞かれた内容は、
・電話番号これであってる?
・メールアドレスは?
・持ち家なの?
・仕事は?
・日本で働いてた?
・その時の仕事は何してた?
・最寄りの地下鉄の駅は?
・大学行ってた?
・何勉強してた?
・何年行ってた?
でした。
いやそれ他のブログで面接のとき聞かれるって書いてたやつ~と心の中でツッコミながら、回答し終えました。
(皆の前ではニコニコ朗らかだったのに、二人きりになると威圧的で少し怖かった😓)
今回のOFIIのテストを受けたことを証明する書類にサインしました。
その後、4日間の移民講座の予約へ。
〇曜日と決めると少なくとも3回分は同じ曜日なんだそうです。
私は月曜日を選択し、自動的に2週間間隔での受講が決定しました。
4回目の受講日は3回目の時に決めるんだそうです。
そして、受講日が書かれた紙を貰い、帰宅OKになりました✨
OFIIに行ってみて
今回はお仕事や育児の関係で語学学校に極力行きたくない…!という方や、少しでもテストに対する不安を取り除くために記事を書きました。
はじめ、私はフランス語怖い。行きたくない。嫌だ。という思いに支配されていたのですが、今回外国人の方とフランス語だけの環境にいたことで
みんなも頑張ってるんだな、と勇気をもらいましたし、なにより頼れるのが自分の脳みそにあるフランス語の知識だけだったので、このままじゃだめだな、もっと勉強しようとモチベーションが上がりました!
嫌だな~とネガティブになる気持ちは本当によくわかります。
ですが、これを乗り越えたらもっと強くなれる✨と思ったら少し楽しみになってきませんか?
いつか今回の出来事が、あの時は何が書いてあるか分からなかったし、何聞かれているのかもわからなかったな~笑と笑い話にできるくらい一緒に成長していきましょう!!
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