パリ4区の魅力とは?
Jance plus+ライターのカヌレです!
パリ4区はセーヌ川の北岸に位置し、シテ島の東部、サン・ルイ島も4区の一部です。
このエリアはマレ地区と呼ばれ、レストランやバー、クラブなどが集まっています。
また、サン・ルイ島はパリの最高級住宅街としても知られています。
この4区にはノートルダム大聖堂、ポンピドゥー・センター、パリ市庁舎などがあることで有名ですが、
他にも芸術・文化、歴史的建造物、公園、大聖堂などの観光スポットが豊富にあり、見所満載のエリアです!
芸術・文化のおすすめ6選
ジョルジュ・ポンピドゥー国立芸術文化センター
パリ三大美術館の1つである国立芸術文化センターです。
ジョルジュポンピドゥー大統領(第19代フランス大統領)の提案によって創られ、国立近代美術館、音響音楽研究所、公共図書館、映画館、多目的ホール、会議室などが入っています。
国立近代美術館は、ピカソ、シャガール、ミロ、ダリ、マティスなどの作品をはじめ、100,000点以上の作品が所蔵されています。
近現代美術のコレクションとしては欧州最大規模と知られています。
ヨーロッパ写真美術館
1996年2月にオープンした欧州最大級の現代写真芸術美術館です。
この美術館は「La MEP」と略称で呼ばれ、1950年代から現在までの国際的な写真の歴史のコレクションが所蔵されています。
24,000点の写真作品、110点のアーティストビデオ、800点のドキュメンタリーおよび実験映画、36,000点の書籍および定期刊行物などが展示されています。
パリ市庁舎
パリ市長の公邸だけでなく、パリ行政機関、社会的な抗議をする場所としても機能し続けています。
公式の抗議日でない場合でも、パリで最も象徴的な建物を鑑賞するためにやってくる人々で賑わっています。
最初の市庁舎は中世に建設され、「タウンハウス」または「コモンハウス」と呼ばれていました。
アルスナル建築博物館
建築、都市計画に特化したドキュメンテーションセンターです。
本、専門雑誌、日刊紙と週刊新聞、地理的ファイルをすべての一般向けに展示しています。
パリの歴史、現在の都市および建築の発展、その区の生活、およびパリの開発に関する市の決定をたどる文書、建築と都市計画に関する作品、建築家と建物に関するモノグラフなどが並んでいます。
図書館や本屋も併設されています。
スペース・インベーダー
パリの街を歩いていると、建物の側面に小さなタイルのモザイク画を見かけたことはありませんか?
1970年代から1980年代の8ビットビデオゲームの「スペースインベーダー」などに登場するキャラクターを模した、フランスの都市芸術家インベーダーによる作品です。
彼の作品は世界20カ国79都市で発見することができます。このパリ4区内にも彼の作品が隠れています。
デ・メディシス ギャラリー
現代美術を専門とするこのアートギャラリーは、1998年に誕生しました。
世界中から集まった著名なアーティストや将来有望なアーティストの作品が多数展示されています。
展示される作品の独創性と特異性により、絵画と彫刻が混在する、ユニークで芸術的、多文化的な場所となっています。
歴史のおすすめ4選
ヴィクトル・ユゴー記念館
「ノートルダム・ド・パリ」や「レ・ミゼラブル」で有名な文豪ヴィクトル・ユーゴーの歴史博物館で、彼が1832年から16年間暮らした家が博物館へと改装されています。
自筆の手紙、装飾品、写真、肖像画、オブジェクト、イラストなど彼が生前に制作した作品が多数展示されています。
彼は1885年に死没し、パリ5区の聖ジュヌヴィエーヴの丘に位置するパテオンに埋葬されています。
ショア記念館
第二次世界大戦中の反ユダヤ人迫害の証拠が集められた記念館とアーカイブセンターです。
展示室、現代ユダヤ資料センター(CDJC)にはユダヤ人大量虐殺に関する歴史的資料が保管されています。
メモリアルスペースには、名前の壁、正義の壁、名前の部屋などがあります。
ショアとは、ヘブライ語で「大惨事」を意味します。
この用語は、第二次世界大戦中にナチスドイツとその協力者によってヨーロッパで600万人近くのユダヤ人が殺害されたことを具体的に意味します。
シテ島遺跡納骨堂
セーヌ川の中洲に浮かぶシテ島に建っています。
1980年にパリのノートルダム大聖堂の前庭の下に建設されました。
1965年から1972年にかけて行われた発掘調査で発見された考古学的遺跡が地下聖堂に展示されています。
マジック博物館
マジックショーの歴史に関する展示品が並んでいます。
イリュージョンの紹介、目の錯覚、ポスター、彫刻、魔法のオブジェクトなどが一般に公開されています。
庭園・広場のおすすめ4選
ヴォージュ広場
パリで最も古い広場の1つであり、最も美しい広場の1つでもあります。
アーチの下や中央庭園の小道を散歩したり、赤レンガの美しいファサードを眺めたりして広場を楽しみます。
ヴォージュ広場の構成は、古典的なフランス様式を完全に表しており、17世紀の建築のユニーク構成をしています。
マレ地区で最も素晴らしいホテルの1つLe Pavillon de la Reineは、ヴォージュ広場の北にあります。
オテル・ド・シュリー庭園
ヴォージュ広場の隣にある庭園で、シュリー家の私邸として1625年に建設されました。
この都市開発はアンリ4世によって開始され、その後、18世紀半ばまでシュリー家が所有していました。
この小さな庭園へは、ヴォージュ広場から少し隠れた入り口を通り抜けるとアクセスできます。
オテル・ド・シュリーには本屋も併設されています。
ロジエ・ジョゼフ・ミニュレ庭園
ユニクロ(マレ地区)の近くにあり、17世紀に建てられた美しい歴史的なホテル群に挟まれるように建っている小さな公園です。
「Hôtel Coulanges」の裏手にある休憩専用のスペースは、Rue des Francs-Bourgeois側からアクセスでき、広大な芝生、子ども用の木製遊具があります。
周囲には遊歩道が整備され、低木やペンシセタムなどの草、ベンチが並んでいます。
1人で誰にも邪魔されずに読書を楽しめるようなエリアです。
一方、「Hôtel d’Albret」の裏側にあるエリアは、Rue des Rosiers経由でアクセスすることができます。
レクリエーションと教育活動に特化した施設です。
ストラヴィンスキー広場
ポンピドゥーセンターの傍にあり、子供たちを楽しませる鮮やかな色のモダンな噴水があります。
この公園は、ロシアの作曲家イーゴリ・ストラヴィンスキーに由来し、噴水と彫刻がIRCAMのいくつかの部屋とオフィスの上にあります。
周囲やここに集まるストリートパフォーマーとこの広場が上手く調和しており、モダンで珍しい噴水が見られます。
大聖堂・教会のおすすめ4選
ノートルダム大聖堂
パリの王道観光名所ノートルダム大聖堂は、シテ島にあるローマ・カトリック教会の大聖堂です。
ゴシック建築を代表する建物で、1991年に世界遺産「パリ・セーヌ川の岸辺」の一部として世界遺産に登録されています。
2019年4月15日の火災により現在(執筆時)は修復中のため閉鎖されていますが、周辺から観ることができます!
正面以外からの写真スポットは、セーヌ川に架かる橋、左岸の波止場、サン・ルイ島、セーヌ川クルーズからで、ここからも大聖堂の写真が撮れます。
サンポール・サンルイ教会
1627年から1641年の間に建てられたイエズス会起源の教会です。
バロック様式が採用されており、ゴシック様式を放棄したパリで最初の教会でした。
フランス革命の間、首都の偉大な宗教的建造物として、倉庫としても使用され、その富は部分的に破壊されたり盗まれたりしましたが、宗教芸術作品が現在も一部保管されています。
サン=ジェルヴェ=サン=プロテ教会
15世紀末に4世紀末の古い大聖堂の跡に建てられたゴシック様式のこの教会は、サン・ジェルヴェ広場に位置しています。
バロック時代のオルガンが設置されており、パリで最も古いものの1つであると言われています。
現在、この教会はエルサレム修道会および信徒共同体の家となっています。
サン・ジャックの塔
1509年から1523年にかけて建てられた華麗なゴシック様式の塔です。
この塔は、1797年に破壊されたサン・ジャック・ド・ラ・ブーシュリー教会の唯一の遺構です。
この聖域は、サンティアゴ・デ・コンポステーラ(スペイン)への巡礼路である集合場所であったと言われています。
塔のふもとにあるブレーズ・パスカル像は、パスカルがピュイ・ド・ドームで行った気圧の実験をここで繰り返したことを記念しています。
まとめ
パリ4区は観光名所が豊富にあり、フランスの芸術・文化、歴史を象徴する観光エリアの1つです。
有名なスポットだけでなく、大都会に隠れているかのように潜む公園で、観光途中に一息ついたり、ゆっくり過ごす日もいいですね。
まだまだ見どころは隠れているかもしれません。是非、お気に入りのスポットを探してみてください!
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