【1日目】パリ移民講座が地獄で号泣した話。

ビザ・滞在許可証

こんにちは!Jance plus+編集部です。

怖がらせるようなタイトルですみません!

本日は昨日行ってきた、外国人は必ず受けなければならない「移民講座」についてお話しようと思います。

2日目はこちらから

【2日目】授業態度にカルチャーショックを受けた話。 | Jance plus+ (jance-plus.com)

移民講座とは?

新しくフランスに移住した人々がフランス社会に円滑に適応し、統合されることを目的としています。この講座の主な目的は以下の通りです。

言語習得

フランス語を学び、基本的なコミュニケーション能力を身につけることで、日常生活や職場での意思疎通ができるようになることを目指しています。

※今回の講座ではフランス語習得に関する内容はありません。主に語学学校へ行くことを推奨された方が対象です。パスする人もいます。

詳しくはこちらから→【2024年夏最新】OFIIの面接&テストの内容 | Jance plus+ (jance-plus.com)

フランス文化と社会の理解

フランスの歴史、文化、社会制度、価値観などについての理解を深めることで、移民がフランス社会の一員として活動できるように支援します。

法と制度の知識

フランスの法律、行政手続き、労働法などに関する基本的な知識を提供し、移民が自立して生活できるようにサポートします。

市民としての権利と義務

フランスの市民としての権利と義務について学び、移民が自身の権利を理解し、義務を果たすことができるようにすることを目指しています。

職業支援

就職や職業訓練のための情報や支援を提供し、移民がフランスの労働市場で活躍できるように支援します。

移民講座1日目

持ち物

(必須)

・前回のOFII招集の時にもらった招待状

・パスポートまたは滞在許可証(レセピセでも可)

(そのほかオススメの持ち物)

・ノート&ペン

・飲み物

・昼食

・クッション(長時間座るのでお尻が痛くなりました💦)

・ゆったりとした服装

8:10指定の場所に到着

場所は19区にある施設でした。

案内書には8:45からスタートと書かれていました。

私ははじめて行く場所かつはじめて使うメトロのラインだったので、気持ち早めに家を出発しました。

着いた時間は8:10頃。

既に建物の前には20人くらいの外国人であふれていたので、すぐ建物の場所は分かりました。

待っている最中に「ニーハオ!」とまた中国人に挨拶され、中国人じゃないです!というくだりもあり笑

8:35分ごろに入り口のドアが開き、ぞろぞろと私たちは建物の中に入っていきました。

懐かしのメンツ

一斉にぞろぞろと入っていく中で、前回の語学力チェックの時のカンニングした人(こちらをチェック→【2024年夏最新】OFIIの面接&テストの内容 | Jance plus+ (jance-plus.com))と私の前の席だった中国人を見つけました!

なんならはじめに話しかけた人はこの中国人でした(相手は気が付いていなかった模様)

外国人界隈の世界は狭いな~と思いつつ、人の流れに身を任せ進んでいきます。

階段を上り、持ってきた招待状とパスポートを準備して待ちます。

受付の人は招待状を見て、あなたは1の部屋~と教えてくれます。

受付のところに名簿が貼られていて、自分の名前を探せるようになっているのですがその日の受講者は…計100名。

多い!多すぎる!

部屋にみちみちっと20人入り、受講します。

9:30頃スタート

好きな席に座ることができたので、私は一番後ろの席を確保しました。

続々と人数が集まり、予定より大幅に遅れ(さすが)講習はスタートしました。

他の方のブログでも書かれているように、もちろん遅れて10時頃に入ってきたマダムが居ました。

しかもミニテーブル付きの椅子が足りず普通の椅子で受講することになっていました。

あれ?人数と椅子の数って調整されているんじゃ…?と思いつつ、そのまま講習は進みます。

教室中から注目を浴びた瞬間

一番初めに先生は「小さなグループ作って~」と言い、5人のグループを4つ作ることになりました。

私のグループのメンバーは女性×4に男性×1でした。

私の席の右隣にアフリカ系の男性(20代くらい)、左側にアフリカ系の通訳付きの女性(40代くらい)が座っていました。

1つのグループにつきタブレットを1つ用意され、選択式のフランスに関するクイズを解いていきます。

例)7月14日は何の日?→フランス革命記念日

スイスイと解いていく2名の女性と1人の男性。彼らはフランス語でペラペラと会話をしています。

私と通訳付きの女性は置いてけぼりでした。

このままではまずい、参加しなければ!と「携帯の翻訳機使いますね?あんまりフランス語話せないから」と言い、翻訳機を駆使しながらの参加となりました。

正直選択肢を次々押していけば「正解!」と表示が出ますし、間違えた回数も関係ないので順番に押していっちゃえばいいのでは?と悪い考えが浮かびますが、言いませんでした😂

5~10分かけてクイズを終わらせた後、右隣の男性が急に口を開きます…

「すみません!この人(私の方を指さし)フランス語が理解できないから通訳必要だと思います!」

と遠くの通訳さんに大きな声で伝えます。

おいおい、そんなやめてくれ!この通訳の人違う言語の通訳さんだから!と思いながらいると、通訳さんも同様の説明を男性にしごめんね~と去っていきました。

そのあと「先生!通訳この人必要だと思うんですけど!」とさらに先生を呼び注目を浴びて、なんだか大事に。

先生からは「少しも理解できない?今日はやめて他の日にもできるけど?」と聞かれましたが、早々にこれ地獄の時間なのでは?と感じていた私は1秒でもこの時間を延ばしたくないという思いから「わかるのは少しだけど大丈夫」ということを伝えました。

結果的に後から私のフランス語力が分かるより良かったのかもしれないけど、気を張っている中でさらに注目を浴びるのは少々ストレスがかかりました。

完全アウェイ~地獄の時間へようこそ~

教室には2人の同時通訳の方が居ました。

どちらもアフリカ系の方で、合計6名の人が通訳をイヤホンで聞いていました。

グループワークが終わった後、自己紹介タイムが始まりました。

・名前

・出身国

・いつからフランスに住んでいるか

自己紹介を聞いているとなんとほぼフランス語圏(セネガル多数)から&2003や2013など10年以上滞在している大ベテランの人たちばかりだったのです!

なので、休憩時間もフランス語で同じ国の人同士で話すほどフランス語が母国語のようなレベルでした。

他にはアメリカやロシアもいましたが、皆さん2010年代に来ているとか。

あれ?移民講座ってフランスに来てすぐ受けるものじゃ…?と思ったのですが、国によって違うんでしょうか。

ちなみにアジア人は私一人だけでした。

私のターンになり、自己紹介をした後先生がオーバーリアクションで「彼女はフランス語をとっても上手に話せるね!!」といったのがバカにされたようで気になりました。

過敏に反応しすぎでしょうか💧

とにかく、通訳なし&フランス語初心者レベルの私にとってはスーパーハードモードだったのです。

うわ…キッツ…

そんな感情からの講習のスタートでした。

~Welcome to Hell(地獄へようこそ)~

午前中の講習(10:30~10:45休憩)

はじめはフランスの国の面積や人口、経済的にヨーロッパでは何位か?などの内容から始まりました。

講習のスタイルとしては、ほぼ文章のフランス語のスライドが映し出され、先生が教室をうろうろ歩き回りながら話していく形式です。

先生が質問したら自由に発言してOKで、生徒同士で○○じゃない?○○だとおもうよという意見交換を先生が見守るみたいな場面もありました。

自由に質問もOKです。

改めて思いました。

みんなフランス語話せるやんけ。

携帯の翻訳機を使ってスライドを翻訳しながら講習についていこうと必死でした。

ちなみに、途中で15分間の休憩があるのですが、女性約50名に対してなんとトイレは1つ。

トイレの待ち時間で休憩時間が終わりました。

施設内のトイレに行く場合も貴重品や携帯はバッグに入れて常に持ち歩いてくださいね!

お昼ごはん12:00~13:00

昼食は付いていませんでした!

すぐ近くにFranprixというスーパーがあるのですが、少しでも節約したい方は昼食持参をお勧めします。

ちなみに私は前日の夜にツナサンドイッチを作ったのですが、忘れていきました←

通路に現金のみのコーヒーマシーンもあるのですが、普段現金を持ち歩いていない方や講習中飲みたい方は飲み物を持参することをオススメします。

翻訳機は使用禁止らしい午後の授業(14:30~14:45休憩)

お昼休みも終わり、午後も翻訳機を使ってついていこうと必死でした。

ところが、衝撃的な出来事が起こります。

午前中のように翻訳機を使っていると、

「ノンノン、マダム。携帯を使うのは禁止だよ。」

と注意されたのです。

とっさに私は午前中いくらでも注意するタイミングあっただろう…と内心思いつつ、携帯画面を見せ「いやいや、翻訳機です。私には必要です」と訴えました。

ですが願い叶わず。

翻訳機は使えないことになりました。

じゃあどう理解しろと?と頭の中にはてなマークがたくさん浮かびました。

それと同時に今まで感じたことのない悲しさを感じました。

一生懸命内容についてこうとしたことの何が悪いの?フランスを理解しようと必死だったのにそれの何が悪いの?

さらに通訳の人がいるのに講習中寝ていた2人と私の右となりの男性。

私と彼らのどちらの方が真面目に講習を受けていると思う?と。

しかも目の前の女性は講習中にボイスメッセージを送ったり、動画を観ていたり、チャットをしていたり、やりたい放題でした。

その女性には何も言わず私に注意してきました。

彼女がいかつかったから?私が弱そうに見えた?

原因が分かりませんでしたが、とにかく悲しい気持ちになりました。

そこまで自分の意見を言えればよかったのですが…

成長するためにしていたことを止められ批判されたことが今までなかったので単純に注意された意味が理解ができず、その後は集中できずにぐるぐるとそのことについて考えていました。

前回のOFIIの面談で英語の通訳も日本語の通訳もないからね、と言われたのでその最善策として使用していたのです。

なにがあっても自分の責任じゃないというフランス人的な考え方を使うと、私のフランス語のレベルを知った上で講習に送って通訳の準備をしなかったOFIIの責任です。翻訳機を使わないと講習を理解できないのは私の責任ではありません。(なんて言ったらパリで強く生きている方々に批判をくらうでしょうか😓)

そのあとは先ほどよりもハードモード。

単語がほとんどわからず、何のトピックでこの人が何を話しているのか?全く分からないセクションもありました。

地獄の時間が過ぎ、ついに終わりへ。

受講者が付けていたネームカードを返却し、受講者名簿にサインをして帰宅という流れになります。

終了時刻は16:30。

中々長丁場で疲れました💦

心が折れた音がした瞬間

前述で私は教室の後ろに座っており、左にはアフリカ系の女性が座っていると書きましたがその女性が原因で私の緊張で張りつめていた糸がぷっつりと切れてしまったのです。

私が先にネームプレートを返却しに行き、そのまま席に戻ろうとしました。すると、左隣の女性が立ちはだかり「私のネームプレートをしまえ」とネームプレートを無言でフリフリと振り、私がカゴに入れるとありがとうもなしに自分の席に戻っていったのです。

近くにいた他の女性も差し出してきたので、ついでに入れましたが何も言われず。

その女性が他の人のネームプレートも持ってきたのですが、さすがに受け取りませんでした。

いつもであれば、なんとも思わないこの一連の出来事が、その日が余裕がなくものすごく心に打撃を受けたのです。

もう日本に帰ってしまいたい。こんな失礼な人たちがいる国に住み続けたくない。衝動的に強く思いました。

ネームプレートをかごに入れて戻ってくるときに、強く椅子に座りはああああぁぁぁぁ~!と大きい溜息をしたり、睨みつけたり笑

自分の人生で他人にはしたことのない反撃をしてみたのですが、悲しい気持ちは晴れませんでした。

まとめ~地獄からの生還~

家に着いた瞬間、我慢していた涙があふれボロ泣きでした。

そして夫が帰ってきてからその出来事を話すときにまたボロ泣き。

小学生以来の引き付けを起こしながらの大号泣でした。

これがあと3回もあるなんて…絶望です。

他の方のブログを読んでいても楽しそうだったり、面白かったなんて感想がある中でこんなネガティブな内容は怖がらせてしまうかと思ったのですが、少しでも心の準備ができるようにと思って書かせていただきました。

講習の内容よりも、今回の悲しかった出来事を吐き出したかっただけなのかもしれません😓

以外とパリの移民講座に関するレビューは少ないのかな?と思ったので、他の皆さんの為にも是非この投稿のコメント欄に体験談を教えていただけるととても助かります!

2日目、3日目、4日目(最終日)についても随時レビューしていくので投稿をお楽しみに!

今後前回のOFIIのテストの投稿も併せて情報を更新したり、思い出した内容を追記していこうと思うのでたまに覗いてみてくださいね。

昨日の今日の出来事で殴り書きなので、文章も整えるかもしれません。

また次回の投稿でお会いしましょう~!

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