こんにちは、Jance plus+編集部です。
1日目、2日目とフランスに移住してきた外国人は受講必須の「移民講座」についてレビューしてきましたが、今回は3日目についてお話していこうと思います!
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1日目
【1日目】パリ移民講座が地獄で号泣した話。 | Jance plus+ (jance-plus.com)
2日目
【2日目】授業態度にカルチャーショックを受けた話。 | Jance plus+ (jance-plus.com)
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3日目移民講座
今までと同様、受付のスタッフに招待状とともに滞在許可証(レセピセでも可。もしくはパスポート)を見せます。
スタッフから教室の番号を教えてもらい、そのまま教室へ向かいます。
今回は前回と同様3番でした。(その後、教室が変更になるのですが、それが原因で事件が…)
メンバーは6~7割同じで先生も同じでした。
講座開始前の大事件
いつもの通り、教室の椅子の数と生徒数が4脚ほど合わず(なぜ改善されていない⁈)、生徒が椅子を探しに行くという流れがありました。
全員椅子が当たり、講座開始を待っていた頃。
事務員の男性が「2番教室に移動して~!」と私たちの教室に知らせに来ました。
いい席を取るべく、全員が我先に!とどやどや大移動を始める中、私は大失態を犯してしまったのです。。。
講座前には必要なものは全て机の上に出し、クッションも準備し万全の体制で待っていたので、移動するときに手間取い最後の方に教室から出ました。
もちろん、教室には最後の方に着き、またなぜか移動先の教室でも3脚椅子が足りず(移動した意味…)、椅子を探しに行くことになりました。
無事椅子をゲットし、指定された教室に向かい講座の準備…と思ったとき。
「あれ?クッションどこやったっけ?」
そう。クッションを先ほどの教室から持ってくるのを忘れたのです。
1日目の記事にオススメの持ち物として「クッション」を上げていましたが、3日目も当然クッションを持参していました。
教室を移動するときはもちろん全ての自分の荷物を持って、移動しますよね?
ですが、急に予定が変更になったこと、いい席取らなきゃという焦りからすっかりクッションのことを忘れてしまっていたのです!
たかがクッション。そう思ったあなた。ノンノンノン。
エッグシッターと呼ばれる、シリコン素材のもので、ただの綿のクッションとはわけが違うのです!!
【イメージ】
急いで先ほどまで居た教室に戻り、クッションを探していました。
アジア系の女性の先生がとっても優しく、私のつたない英語を一生懸命聞き取ろうとし、一緒に探してくれましたが(この人の英語何言ってるかわかんない笑。とその様子を嘲笑していたアフリカの民族衣装を着たいじわるな女性もいましたが。怒)、見つからず…
犯人はこの中にいる!状態でしたが、講座もはじまるのでまた自分の教室に戻りました。
もしかしてこの教室の人が移動するときに盗んだ⁈と次は同じ教室内の人たちを疑い、座席の部分を目を皿にしてジロジロ観察していました。
ですがクッションらしきものは見つからず…
あぁ、もう私のお尻を守ってくれるあのクッションは二度と会えないのね…今までありがとう…私のクッション…
と思ったその時。
左隣にいたロシア人女性に「マダム!」
と呼ばれました。
え?と彼女の方へ向くと、左斜め後ろの5~60代インド人男性が私のあのクッションを差し出してきてるではないですか!
あーー!私のクッション!!
と思ったと同時に、
え?なんでこの人が持ってるの?しかもなんで私の荷物って知ってた????
と沢山はてなマークが浮かびました。
バツの悪そうな顔してたので、
いやいや!!罪悪感感じてますやん!!絶対盗むつもりでしたやん!!確信犯ですやん!!!!(エセ関西弁すみません)
って思いっきり心の中でツッコミました笑
でもまあ、返ってきたので良かったです。
今までの日本生活の癖で、誰の持ち物か分からないときは棚の上に置いとくとか、事務に渡すとかするもんだと染み付いてしまっていたので危機感が足りていなかったと反省しました…
そんなこんなで感情がかき乱され、3日目スタートです。
9:30講座開始
教室移動の時間があったので、通常より開始時間が遅かったです。
2日目に前回の振り返りのまとめをしよう!という時間があったので、今回は話に参加できるように自分なりにまとめて日本語訳も付けて準備万端で行きました。
が
3日目はグループワークなし😱
せっかく準備したのに😱と思いましたが、新たなフランス語の単語を学ぶ機会ができたということで良しとしましょう。
今回は6~7割の生徒がはじめましてだったということもあり、改めて自己紹介をしました。
名前・国籍・いつからフランスにいるのか
を簡単に言って終わりました。
3日目のはじめは「歴史」でした。
フランスの制度を目的として来ている移民の方々は、必要なさすぎる知識だったのか今までの勢いがなくなり教室は静まり返っていました。
逆に私は目をキラキラさせて「これは私にも理解できる!数年ぶりの歴史の授業みたい✨」と前のめりで聞いていました。
1時間半くらい歴史を学んだあと、今までの復習的な内容で健康について/労働について、などフランス社会で生活していくための知識を教わりました。
10:30~11:00休憩
※本当は15分休憩です。
先生も生徒も教室に帰ってくるのが遅いので、実質30分休憩でした。
時間短くなってラッキー!と思いつつ、それならもっと早く帰りたいとも思い、そんな考えに浸る休憩時間を過ごしていました。
午前講座後半戦
時間が押していたのか、20枚くらいのスライド(1日分のスライドは160枚くらいあります)を飛ばし、健康について話していました。
内容は今までの講座で使っていたスライドと恐らく同じものを使用していたので、既視感がありました。
ですが、この復習時間に関しても、後ほどツッコみがさく裂することになります…
お昼休み12:00~13:00
2日目と同じく、前日の夜に作っていったツナサンドイッチをほおばり、残りは座りっぱなしだった体を動かすべく周辺を歩き回っていました。
講座を受けている建物から5分前後歩いたところにこんな巨大な噴水を発見しました!
(画質悪いですね💦)
そこで食べれば良かった~なんて3日目の昼食後に思いました。
13:15午後講座前半戦開始
午後のスタートは4日目に受けたい内容のアンケートでした。
・労働①
・労働②
・文化
この3つから選択できます。
労働の①②の違いは話している内容を聞くと、既にフランスで働いているか?の違いだそうです。(違っていたらすみません💦ご自身で確認お願いします!)
ほとんど労働だったのですが、私はフランスで働く予定がなくむしろ将来日本に住むための基盤づくりを進めている最中なので、私は文化を選びました。
そこでまた一つ問題が。
アンケートを取った後、暴力を受けた時にかける電話番号(3919)など権利を中心に学んでいました。
講座の途中で事務員の人が入ってきて、数名の生徒に日にちを確認していたので、なんだろう?何かあったのかな?程度でスルーしていました。
それがまずかった…
なぜ選ばれた数名だけだったのかはわからないのですが、4日目の希望日を聞いていたようなのです!
そんなこともつゆ知らず、ポケーっとしてた私は講座中にメールでどうしても外せない用事がある日に設定された4日目の招待状を受け取ったのです。
結局、先生や事務員の人に変えたいと伝えたのですが「ここにメールして」とだけ言われ話は終わりました。
結局、夫の方にもメールが行くようにしていたので、夫も事態に気が付き講座をしている建物まで駆けつけてくれ、直談判してくれました。
するとあっさり変更OKに。
これがフランス流交渉術か。と身にしみて感じました。
と同時に日本人より日本人すぎると思っていた夫は、やっぱりフランス人なんだな~と感じた瞬間でもありました。
翻訳機事件(【1日目】パリ移民講座が地獄で号泣した話。 | Jance plus+ (jance-plus.com)、【2日目】授業態度にカルチャーショックを受けた話。 | Jance plus+ (jance-plus.com))のことがあり、今回も変更したいって自分の意思を伝えられた!と思っていたのですが、伝えるだけではなく自分の希望通りにするまでが真のフランス人なのだと思い知らされました。
言い方も私と夫とは違い、私は「○○できますか?」と伝えていたのに対し、夫は「これは不可能だから○○したい/変更しないと受講できない」のような、どうにもできない状態と強い意志を伝えていました。
15:00やらかした午後講座後半戦
例のごとく少し長めの休憩を挟み、後半戦スタートです!
後半は講座というより、配るものを配ったり講座の評価アンケート取ったり…という感じでかなりラフに進んでいきました。
そしてかなりラッキーなことが✨
Centre des monuments nationaux(パリ文化財センター)の無料チケット×2貰いました!
有効期限は1年。
行ったことが無かったし、チケットを貰うまで存在も知らなかったので楽しみです♪
そして、講座のアンケートの時間がありました。
教室内に貼ってあるQRコードを読み取り、講座内容・建物のきれいさ/使いやすさ・先生の質などのアンケートを携帯で回答します。
選択式ですし、かなりラフなので身構えなくて大丈夫です。(他の方のブログの影響でインタビュー式だと身構えていた過去の私へアドバイス)
そしてまたやらかしました、私。
一番初めの選択肢に人の名前がずらーーーっと並んでいたのですが、誰が回答しているか分かるように自分の名前を選ぶと思っていたんですよ。
あれ?私の名前ない?
と思った私は、先生に「私の名前がないんですけど…」
と言いに行ったら、これだよと先生自身の名前をポチッとしました。
そこで気が付いたのです。
選ぶのは先生の名前だったということを。
そして私は3日間受けていた講座の先生に遠まわしに「あなたの名前知らないんですけど~?」と言ってしまったことを!!※初日&3日目に名前教えてもらっていました。
やっちゃった~と思いつつ、過ぎた過去はもう帰ってきません。
気まずい空気から逃げるように自席へ戻り、先生は自分の名前を「ほかのみんなももしよかったら!私の名前はこれですよー!」とホワイトボードに書いていました😓
その後、前回宿題だったこちらをみんなの前で発表することに。
私は図書館に行ったこと、パン屋さんに行ったこと、LinkedIn(世界最大級のビジネス特化型SNS)に登録したこと、を発表しました。
通訳者がいる人はなぜか自国の言語で書いて、通訳者が代わりに発表していてずるいなーと思ったのですが、頑張ってフランス語で発表した自分偉い!と思うようにしました。
講座終わり直前
こちらをいただきました!
簡単に言うと、講座のまとめです。
まとめ…
先に頂戴よ!!!
先にもらっていたらあんなに苦労することなんて…涙
というか、資料を作成しているのであれば、以前私が思った、先に資料を配り語学力チェックのときに確認テストを行い個人面談で詳しく確認する方法できるのでは?と思いました。
冊子がなければメモしなきゃ!と集中したり必死に聞いたりするという効果はあると思うのですが、フランス語力0の人に対しては逆効果なのでは?と思います。
でもまぁ今回の講座でフランス語話者がこんなに多いんだということを知ったので、やはりマジョリティー向けになってしまうのは仕方のない事なんでしょうが…
ちなみに建物内にあるチラシはフランス語かアラビア語(多分)のものしかなく、英語版や中国語版はありませんでした。
街中で中国人多いな~と感じることがあっても、実際はフランス語を話しているけど外国籍という方が多いんだと実感しました。
今までどこの施設でも英語版を見てきた私にとって、作る需要がないくらい英語話者が少ないのだとも思いました。
いずれ冊子は皆さん貰えると思いますが、最後にもらうものなので今大公開しちゃいます!
少しでも私のような苦しい思いをする人が減り、少しでも講座の内容が理解できる人が増えればなと思います。
冊子の中身
※画像14枚あります。
以上です!
受講前の予備知識として活用してもらえたら嬉しいです!
まとめ
はじまりからいろいろハプニングがあった3日目でしたが、なんとか終了しました。
4日目は少し期間が空き、1か月後になります。
4日目は今までの場所と違う場所なので、なんだかワクワクです!
→1日目2日目と同じ場所でした💦
また4日目の様子はレビューしようと思います✨
それではまた次回お会いしましょう~!
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