パリ11区の魅力とは?
パリ11区は、バスティーユ広場やオベルカンフ通りなど、歴史的な場所と現代的なカルチャーが融合するエリアです。
地元の人々が集うマーケットや、隠れ家的なカフェ、活気あるナイトライフも楽しめます。
また、エディット・ピアフの足跡をたどることができる小さな博物館や、最先端のデジタルアート体験も魅力の一つです。
今回は、そんなパリ11区の注目スポット12か所をたっぷりとご紹介します!
文化・アートスポット
アトリエ・デ・リュミエール(Atelier des Lumières)

旧鋳造所をリノベーションして生まれたアトリエ・デ・リュミエールは、まさにパリ11区のカルチャーシーンの象徴。
ここでは、伝統的な美術館とはまったく異なるアート体験ができます。
広大な空間に映し出されるのは、モネやゴッホ、クリムトなどの巨匠たちの作品。これらが壁や床、天井一面に映し出され、観客は絵の中に入り込んだような感覚を味わえます。
アートに興味のない人でも、光と音の演出に圧倒されること間違いなし。
展示内容は定期的に変わるため、何度訪れても新しい感動があります。週末やバカンス期間中は混雑するので、オンラインでの事前予約がベストです。カップルにも家族連れにもおすすめのスポットです。
料金
一般入場料(オンライン購入時の優待価格)
カテゴリー | 料金 | 対象・備考 |
---|---|---|
一般 | €18 | 26歳以上の大人向け。オンライン購入での優待価格。 |
シニア | €17 | 65歳以上の方。 |
割引料金 | €16 | 12〜25歳の若者、学生、障がい者手帳保持者、失業者、教育パス保持者など。 |
子ども | €11 | 3〜11歳の子ども。 |
ファミリーオファー | €52 | 大人2名と5〜25歳の子ども2名のセット。 |
3歳未満およびジャーナリスト | 無料 | 証明書の提示が必要。 |
※オンラインでの購入は、現地購入よりも€1安くなります。
団体・法人向けチケット(20枚以上の購入)
カテゴリー | 料金 | 備考 |
---|---|---|
一般 | €16 | 20枚以上の購入で適用。予約不要で、好きな日・時間に入場可能。 |
青年(12〜25歳) | €14 | 同上。 |
子ども(3〜11歳) | €10 | 同上。(アトリエ・デ・リュミエール) |
※41枚以上の購入でさらに割引が適用される場合があります。
営業時間
- 月曜日〜木曜日:10:00〜18:00
- 金曜日・土曜日:10:00〜22:00(夜間営業)
- 日曜日:10:00〜18:00
※展示は連続して投影されており、特定の開始時間はありません。
アクセス
- 住所:38 Rue Saint-Maur, 75011 Paris
- 最寄り駅:地下鉄3号線「Rue Saint-Maur」駅、または9号線「Saint-Ambroise」駅
詳細やチケットの購入は、公式サイトをご覧ください:アトリエ・デ・リュミエール
エディット・ピアフ博物館(Musée Édith Piaf)

「愛の讃歌」「バラ色の人生」で世界中の人々を魅了した伝説のシャンソン歌手、エディット・ピアフ。その彼女の人生とキャリアを間近で感じられるのがこの小さな博物館です。
パリ11区の住宅街の一角にひっそりと佇むこの施設は、まさに隠れ家的スポット。
ピアフが使用していた衣装やアクセサリー、写真、手紙などが展示されており、彼女の波乱に満ちた人生を追体験できます。
予約制で、見学できる人数も限られているため、じっくりと落ち着いて見られるのも魅力のひとつ。ファンはもちろん、フランス文化や音楽に興味がある方にはぜひ訪れてほしい場所です。
料金
- 個人訪問者:無料(寄付歓迎)
- 団体訪問者:1人あたり€4(8日前までの予約が必要)
開館時間
- 月曜日〜水曜日:13:00〜18:00(要予約)
- 木曜日〜日曜日:休館
※訪問は完全予約制で、電話での事前予約が必要です。
アクセス
- 住所:5 rue Crespin du Gast, 75011 Paris
- 最寄り駅:地下鉄2号線「Ménilmontant」駅
メゾン・デ・メタロ(Maison des Métallos)

もともと金属労働者の集会所として建てられたこの施設は、現在では多目的な文化スペースとして活用されています。
コンサート、演劇、展覧会、トークイベント、ワークショップなど、ジャンルを問わず幅広いカルチャーイベントが開催されています。
観光で訪れるなら、公式サイトでスケジュールをチェックして、興味のあるイベントに合わせて足を運ぶのがおすすめです。
地元の人たちとの交流のきっかけにもなり、フランス語のリスニング練習にもなるかもしれません。
グルメ・カフェスポット
ビストロ・ポール・ベール(Bistrot Paul Bert)

クラシックなフランス料理が食べたいなら、ビストロ・ポール・ベールは絶対に外せません。
外観はレトロで落ち着いた雰囲気、店内には温かみのある木製家具が並び、まさにパリらしいビストロの風格。
メニューには、ステーク・フリットやエスカルゴ、テリーヌなど、フランス伝統料理がずらり。食材は旬のものを使用し、ワインリストも豊富で、料理との相性を楽しむことができます。
地元の常連客も多く、味と雰囲気の良さがうかがえます。事前予約はマスト!
クラウン・バー(Clown Bar)

1902年に創業した歴史あるビストロでありながら、現代的で斬新な料理を提供するのがこのクラウン・バー。
名前の通りサーカス(クラウン)をモチーフにした内装で、天井のカラフルなタイル画やアンティークの照明がどこか幻想的な空間を演出しています。
シェフはフレンチをベースにしながら、世界中のスパイスや技法を取り入れた革新的なメニューを提供。
味はもちろん、盛り付けの美しさにも感動すること間違いなし。美食家たちが集うこの場所は、グルメ旅にぴったりです。
カフェ・シャルボン(Café Charbon)

オベルカンフ通りの中心に位置するこのカフェは、地元の若者やアーティストたちに人気のスポット。
19世紀の建物をリノベーションした店内は、高い天井とヴィンテージ家具が魅力で、昼も夜も賑わいを見せています。
ブランチ、ランチ、ディナーとどの時間帯も楽しめるメニューが充実しており、週末は特に混み合います。
おしゃれで気取らない雰囲気の中で、カフェラテ片手にゆったりとした時間を過ごすのにぴったり。
ショッピング・マーケット
バスティーユ市場(Marché Bastille)

パリでも最大規模を誇る青空市場。毎週木曜日と日曜日に開催され、朝から地元の人々でにぎわいます。
野菜や果物、チーズ、肉類、魚介類などの食材はもちろん、洋服やアクセサリー、ハンドメイド雑貨なども並びます。
観光客に人気なのは、出来立てのクレープやオリーブのマリネ、地元産チーズの試食。フランス語が話せなくても、笑顔とジェスチャーでやり取りできるのが市場の魅力。現地の生活を体験できる貴重な機会です。
ザ・ネイキッド・ショップ(The Naked Shop)

パリ初のゼロウェイスト(無駄ゼロ)をコンセプトにしたエコショップ。
シャンプーや洗剤、ボディソープなどを量り売りで購入でき、再利用可能なボトルを持参するスタイルが特徴です。
地球に優しいライフスタイルを提案するこのショップは、エコ志向の旅行者や地元民に大人気。
フランス語が読めなくても、スタッフが親切に案内してくれるので安心です。ちょっとしたお土産探しにもおすすめ。
公園・広場
モーリス・ガルデット広場(Square Maurice Gardette)

にぎやかなパリ11区の中でも、ホッと一息つける癒しの空間。ベンチに座って読書をする人、犬の散歩を楽しむ人、子どもたちが遊ぶ姿など、地元の人々の穏やかな日常が見られます。
春には花が咲き乱れ、夏には木陰が心地よく、秋には落ち葉が絨毯のように広がります。
観光に疲れたら、ここでゆっくり過ごしてみてください。
パンやお菓子をテイクアウトしてピクニックするのもおすすめです。
クール・ダモワ(Cour Damoye)

バスティーユ広場近くにあるこの小道は、石畳の道と緑に囲まれた隠れ家のようなスポット。
まるでパリの昔の風景をそのまま残したような、ノスタルジックな雰囲気が魅力です。
ここにはアーティストのアトリエや小さなギャラリーが点在し、静かな時間が流れています。
観光ガイドにはあまり載っていない穴場なので、静かにパリの美しさを味わいたい人にぴったりです。写真好きにもおすすめ!
夜の過ごし方・音楽
ル・ペルショワール(Le Perchoir)

ビルの屋上にあるル・ペルショワールは、パリの夜景を楽しめるルーフトップバー。
入り口は少しわかりづらいものの、その隠れ家的雰囲気がまた人気の秘密です。
夕暮れ時には空がオレンジ色に染まり、エッフェル塔やモンマルトルの丘まで見渡せる絶景が広がります。
カクテルやワインの種類も豊富で、料理もハイセンス。デートや特別な夜にぴったりのスポットです。
バタクラン(Bataclan)

150年以上の歴史を持つこの劇場は、パリの音楽シーンを象徴する存在。
ロック、ポップ、ジャズ、エレクトロなど、ジャンルを問わず様々なアーティストのライブが行われます。
外観はオリエンタルなデザインで、内部は音響も抜群。
音楽ファンはもちろん、パリの若者文化を体感したい人にもおすすめ。
スケジュールは公式サイトでチェックを!
まとめ
パリ11区は、歴史、文化、グルメ、自然、ナイトライフと、あらゆる魅力が詰まったエリアです。
観光スポットを巡るだけでなく、地元の人々と触れ合ったり、普段着のパリを体験できるのも大きな魅力。
この記事を参考に、あなたならではの11区の楽しみ方を見つけてみてくださいね!
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