【穴場の宝庫】パリ13区のおすすめ観光スポット5選!ストリートアートから中華街まで楽しめる異文化ミックスな街

パリ13区

パリ13区とは? 〜アートと多様性が息づく「もうひとつのパリ」〜

パリ13区(13ème arrondissement)は、パリの南東部に位置し、セーヌ川の左岸に広がる活気あるエリアです。

観光の中心地ではないため、初めてパリを訪れる人にはあまり知られていないかもしれませんが、実は地元民やパリ在住者にとっては非常に魅力的なエリアとして人気を集めています。

歴史的には産業地区として栄え、現在もその名残を感じさせる建物や倉庫が再開発されて、現代的なデザイン空間やアーティストのアトリエ、カフェ、ギャラリーへと生まれ変わっています。

また、13区はパリで最大のアジア系コミュニティが存在する場所でもあり、特に中国、ベトナム、ラオス系の移民が多く暮らしていることで知られています。

そのため、フランスにいながらにして本格的なアジアの雰囲気を感じられる、エキゾチックなエリアでもあります。

さらに、13区は近年「ストリートアートの聖地」としての評価も高まっており、パリ市が公式にアーティストの作品制作を支援することで、街全体が巨大なキャンバスのように彩られています。

歴史、芸術、移民文化が調和する13区は、まさに「もうひとつのパリ」を体験できる隠れた名所です。

伝統と革新、多文化と芸術が交差するこの13区は、表面的なパリの美しさではなく、より深い「生きた都市」の魅力を味わいたい方にこそおすすめしたいエリアです。

訪れるたびに新しい発見があり、歩けば歩くほどパリという都市の奥行きを感じられる──そんなパリ13区の魅力を、この記事ではたっぷりとご紹介していきます!

パリ13区のおすすめ観光スポット

ビュット・オ・カイユ(Butte-aux-Cailles)

パリ13区の南東部に位置するビュット・オ・カイユは、まるで小さな村のような雰囲気を持つエリアです。

石畳の路地やアール・ヌーヴォー様式の建物が立ち並び、静かな散策に最適です。

この地域は、かつて石灰岩の採石場があったため、大規模な建物の建設が難しく、現在も低層の建物が多く残っています。

また、ストリートアートの宝庫としても知られ、Miss.TicやJef Aérosolなどの作品が街中に点在しています。

地元のカフェやレストランも多く、パリの喧騒から離れてゆったりとした時間を過ごすことができます。

フランス国立図書館 フランソワ・ミッテラン館(Bibliothèque Nationale de France, BnF)

パリ13区のランドマーク的存在です。

1996年に開館したこの図書館は、4つの79メートルの塔が開いた本の形を模しており、現代建築の傑作とされています。

館内には約4000万点の資料が所蔵されており、書籍や手稿、地図、写真など多岐にわたります。

また、図書館の中央にはフォンテーヌブローの森を模した9000平方メートルの庭園が広がり、都会の中で自然を感じられる空間となっています。

定期的に開催される展示や講演会も魅力の一つです。

ゴブラン織工房(Manufacture des Gobelins)

ゴブラン織工房は、17世紀に設立されたフランスの伝統的なタペストリー工房です。

当初は染色工場として始まりましたが、ルイ14世の時代に王室の装飾品を制作する工房として発展しました。

現在も熟練の職人たちが手作業でタペストリーを制作しており、その技術は世界的に高く評価されています。

工房内のギャラリーでは、歴史的な作品から現代アーティストとのコラボレーション作品まで、多彩な展示が行われています。

また、建物の外観には織工たちのレリーフが施されており、芸術と歴史を感じることができます。

シテ・ド・ラ・モード・エ・デュ・デザイン(Cité de la Mode et du Design)

セーヌ川沿いに位置するシテ・ド・ラ・モード・エ・デュ・デザインは、ファッションやデザインに関する展示やイベントが開催される文化複合施設です。

近代的な建築が目を引き、内部には展示スペース、ショップ、レストラン、バーなどが併設されています。

特に屋上のバーやレストランからは、セーヌ川の美しい景色を一望でき、夕暮れ時にはロマンチックな雰囲気を楽しめます。

また、夜にはクラブイベントも開催され、パリのナイトライフを満喫することができます。

パリ・チャイナタウン(Quartier Asiatique)

パリ13区には、ヨーロッパ最大級のアジア系コミュニティが形成されています。

イタリー広場(Place d’Italie)周辺からオランピアード地区(Les Olympiades)にかけて広がるこのエリアには、中華料理やベトナム料理、カンボジア料理など、多彩なアジア料理のレストランが立ち並びます。

特に旧正月の時期には、華やかなパレードやイベントが開催され、多くの人々で賑わいます。

また、アジア系のスーパーマーケットやショップも多く、異文化を体験するには最適なスポットです。

お米を買うときはいつもこのエリアにあるタンフレールで購入しています!

グルメスポット

Les Docks 13/14

ガレットを食べたいならココ!

店内は小さめですが、気さくな店員さんとアットホームな雰囲気がおすすめのお店です。

外はカリカリ、中はもっちりとした本格的なガレットが食べられます。

生ハム系からスモークサーモン系まであり、デザートのクレープもイチオシです。

地元民しかしらない、知る人ぞ知るガレット店。是非旅の思い出に行ってみては?

Café circus

座席数の多い、広めの店内です。

テラス席でコーヒーを楽しみたい方はこちらのカフェへ。

スイーツも楽しみたいなら「カフェグルマン」を注文するのがおすすめです。

このカフェの隣にはAuchanというスーパーがあるので、カフェでのんびりしたあと買い物を楽しむのもいいと思います。

アートとカルチャー

ストリートアート

パリ13区は、パリでも有数のストリートアートのスポットとして知られています。

特にヴィンセント・オリオル大通り(Boulevard Vincent Auriol)沿いには、Shepard FaireyやC215、Seth、Intiなど、国内外の著名なアーティストによる巨大な壁画が多数描かれています。

これらの作品は、地区の町役場とギャラリー・イティネランス(Galerie Itinerrance)の共同プロジェクトとして2009年から始まり、現在では50以上の作品が街中に点在しています。

また、ビュット・オ・カイユ地区でも、Miss.TicやJef Aérosolなどの作品を見ることができ、街全体がオープンエアの美術館のような雰囲気を醸し出しています。

宿泊情報

パリ13区には、モダンなホテルからブティックホテルまで多様な宿泊施設があります。

交通の便も良く、観光の拠点として最適です。特に、イタリー広場(Place d’Italie)周辺やフランス国立図書館(BnF)近くには、多くのホテルが集まっています。

また、アジア系のレストランやショップが多いエリアでもあり、異文化を体験しながら快適に滞在することができます。

穴場ホテル Hôtel B55

パリ13区に位置する「Hotel B55」は、スタイリッシュで快適な滞在を提供する4つ星ホテルです!

客室はモダンで清潔感があり、快適なベッドと広々としたバスルームが特徴です。

宿泊者からは「部屋が広く、ベッドがとても快適だった」との声が多く寄せられています。

屋内プールもあり、ホテル内でも充実した時間を過ごすことができます。

まとめ

パリ13区は、アート、カルチャー、歴史、そしてモダンな都市の魅力が絶妙に交差するエリアです。ビュット・オ・カイユの石畳の小道を歩けば、まるでタイムスリップしたかのようなレトロな街並みに心が癒され、ストリートアートや現代建築が融合する「パリ・リヴ・ゴーシュ」エリアでは、パリの最先端を肌で感じることができます。

さらに、中華街の本格グルメや、サンマルタン運河の静けさといった多彩な顔も併せ持つ13区は、観光客にとっても地元民にとっても魅力あふれる場所。観光地の喧騒から一歩離れて、リアルなパリを感じたい方にぴったりのエリアです。

パリ旅では、ぜひ13区を歩いてみてください。あなただけの「発見」が、きっと待っています。

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